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イギリスの大学入試制度はややこしい

日本では国公立大学よりも私立大学のほうが多く、入試もセンター試験を採用しているところ、していないところと存在しています。
しかし、イギリスでは大学のほとんどが国立大学で、大学入試に対して日本と大きく違ったやり方を取っているのが特徴です。
イギリスでは義務教育が16歳までとなっており、義務教育の最終学年にGCSEという試験を受けることが必要とされています。
その後日本の高校に相当するシックス・フォームと呼ばれる2年生の教育機関に入り、初年度の終わりにASと呼ばれる試験を、2年目の終わりにAレベル試験と呼ばれる試験を受験しなければ大学に入れません。
これらは教科別に資格試験となっており、試験の成績によって大学に入れるかどうかが決まる大変重要な試験です。
中でも有名なのがAレベル試験で、好成績でなければ大学に入ることができません。
AS試験とAレベル試験の両方で上位の成績を誇っている人が大学に入学できるといわれており、非常に厳しい難関といえるでしょう。
また、入る大学によって取らなければならない成績が決まっており、全ての試験で高い成績を誇っている人が入学できるといいます。
そのため、大学入試といった制度自体が日本と異なっており、普段からの勉強によって決定されるといっても過言ではありません。

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